NADELL Wedding Dress & NADELLのPOP UP SHOPが、髙島屋京都店で開催されました。
京都の街の中心に位置する四条河原町にある髙島屋には、訪れた方をお迎えするようなイベントスペースが存在します。京都に拠点を持つブランドということもあり、髙島屋さんからのお声がけで実現しました。
オーガニックコットンやシルクなどの天然素材を活かしたものづくりを行うNADELLを体現する装飾として、生きた植物と共にドレスを展示することに。テーマに掲げたのは「自然と生き、自然に生きる。ナデルの時」。そんなテーマに合う植物探しは難航を極めました。京都の竹林や畑など多くの場所を訪れましたが、条件に合うものが見つからず大苦戦。諦めかけたところで出会ったのが、三重県で洋蘭鉢物を栽培されている佐野豪一さんでした。
自然の循環に寄り添うNADELLでは、イベント後に廃棄されてしまうものではなく、循環のなかで活用できる植物を探していました。たどりついたのが蘭でした。ハウス栽培された蘭のなかでどうしても商品にならない植物や育つ過程の蘭を一時的に京都に運び入れ、空調が整った店内で保管。それをイベント後にお返しするという手間のかかる大掛かりなプロジェクトに。
「生まれた命を余さず活かす」というサスティナブルなNADELLのコンセプトに共感いただき実現した今回の取り組み。佐野さん自ら、三重県の鈴鹿市から大きなトラックで運んでいただいた蘭でステージを埋めていく作業は予想以上に大変なものでした。自社スタッフはもちろん、百貨店の方々にもご協力いただきみんなでステージを作り上げていきました。
耳を澄ませば植物の呼吸が聞こえてきそうな生き生きとしたステージが完成。蘭の草原に佇むオーガニックコットンとシルクのドレスが美しく映える展示となりました。イベント期間中は、お水を定期的に与えつつ植物の状態をチェックしながらなんとか最後まで元気な植物をキープ。最終日には佐野さんが蘭を迎えにやってきて三重県まで運んでくださいました。
一週間限定の幻想的な空間は、まるで魔法にかかったような特別な時が流れていました。これもNADELLの考えるサスティナブルな取り組みに共感してくださった、髙島屋さんや佐野さんのサポートがあってのこと。心から感謝をお伝えします。