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森の風にそよぎ、木漏れ日に包まれるフォレストウェディング

緑が輝く季節、長野の自然の中で、小森さまの挙式が執り行われました。

ドレス写真

 

さまざまな幸せのかたちを演出してきた彼女が、ずっと考えてきた、ご自身のための理想のウェディングの舞台は、お住まいになる長野の森の中。

ウェディング・プランナーとしてご活躍されていた小森さまは、NADELLのことはもちろん知っていて。ご自身の挙式が決まったときには真っ先に、長野から京都のNADELLのアトリエへいらしていただき、そこで出会ったNADELLのドレスに一目惚れしていただいたのでした。

ドレス写真

森にやさしくそよぐ風が木漏れ日をゆらし、緑一面の景色のなか、ドレスはごくごくシンプルに。ネックラインには小粒のパールをあしらい、ハイウエストの切り替え部分には繊細なレースをアクセントにした、流れるようなドレープが美しいドレス。

素材に選んだのは、NADELLオリジナルのシルク生地。ゆったりと空気をはらむ織りの過程を経て、シルク本来のしなやかさと気品のある光沢を持つ贅沢なこの生地は、反面扱いがとても難しい素材。一針の狂いで生地をだめにしてしまうので、針目を通すときには、息を詰めて丁寧で繊細なニードルワークを施していきます。

 ごくごく薄くしなやかな生地を重ね、シンプルなフォルムでいて、体に添いながら、ふんわりと風に揺れるドレス。その製作には非常にデリケートで高度なテクニックを必要とします。布と真摯に向き合い、布と会話をし、布本来のもつ魅力を最大限に引き出して行く、着る人の新たな人生の始まりを祝うドレスのための、やり直しのきかない真剣勝負。

ドレス写真


蚕の命からもらった糸、織り上げた職人の手、それをかたちにして、着る人へ。関わったすべての、もの・こと・ひとへ想いを込めて、心をつなぐ、伝えていく、一針一針の作業。ものに向き合い、想いを込めて作ることで、着る人の想いとつながっていく。

小森さまとの、フィッティングを重ねるうちに、小森さまご自身のウェディング・プランへの願いや、NADELLのウェディングへの考え方、お互いの想いが重なっていき、少しずつ最上の日を彩るドレスがかたちになっていきました。

そして、ただドレスを注文する・お渡しするという関係だけで終わるのではなく、これからも一緒に、この共鳴した想いを次につなげていきたい、という気持ちが高まってきました。

ドレス写真

このウェディングドレスをお作りしたことは、NADELLにとっても、ものつくりのうえで、一番大切なことをあらためて感じ、大きな意味をもたらせていただいた出来事でした。そしてさらにお互いの気持ちがシンクロすることで、新しい仲間を得ることができたのです。


挙式直前にご懐妊がわかり、思いがけず二重の喜びにつつまれた小森さまご夫妻、これからのお二人とお子さまのお幸せを心よりお祈り申し上げるとともに、子育てをしながら、愛を育みながら、NADELLとともにあらたな想いをつなげていけることをうれしく思います。

 

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